「ほぼ旬刊ミャンマー通信」第15号

 マスコミでも詳しく報道されておりますように、ミャンマー情勢は政治的にも経済的にも激しく変化しております。私達がスタディーツアーで行き始めて7年になりますが、唖然呆然とするほど急速に変わっております。「良い方向」へのチェンジとは言うものの、99%の人々の生活が一朝一夕に即良くなるというものでもなく、なかんづく孤児院の孤児たちの生活環境が革新されたとはいえません。

 昨年度は孤児たちの卒業試験(兼共通一次試験)のための「塾」通いの奨学金や、少数民族の村の保育園建設資金援助を中心にしてまいりました。今年度はいよいよ「孤児たちのための職業訓練所」建設の調査と設立に向けて動き出そうとしています。日本語教育も含めて、縫製学校、自動車修理学校、理容美容、IT関連学校等を分校方式で作ってゆきたいと考えております。NPOやNGO法人の資格をミャンマーでもとり、中心のオフィスはヤンゴン市内に、またお手伝いくださる現地精通の方を6月総会で了承していただき次第、決定したいと思います。

 ビジネスをするために、調査研究で、日本からも順次いろいろな方がお出かけになると思われますが、ご便宜が図れるよう現地の人脈を豊富にしてゆければと準常駐の体制づくりも準備中です。したがって、少人数でのツアーも即決で出発できるようになります。

 11月のスタディーツアーは16日(ビジネス視察を中心)と21日(タイ旅行も兼ねる組と、少数民族PAOの村や吉岡先生の病院などをめぐるミャンマー奥地ゆき組の2班編成)の二度の出発、3班となります。
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